多摩小径こみち

長い壁面に
自然を大胆なモチーフで
取り込み
壁面を彩りながら

森の中の木のぬくもりや
山の稜線に思いを馳せたり
水の流れを感じたり

そんな
一枚の風景画を思わせ
つい、歩を進めたくなるような小径こみち

多摩の小径こみちとは

グランデュオ立川では8F通路・エスカレーターホールの改装にあたり、「地球にやさしい」「地域にやさしい」をテーマに
多摩の自然を彩る四季を表現しました。環境にやさしい素材を選定した空間で、立川地域の貢献に資する取組みを、積極的に行っていきます。

地球にやさしい

環境配慮、資源有効活用

  • 床材コーティング
  • 環境配慮床材
  • 省エネ照明

地域にやさしい

地域貢献、連携

  • 多摩産材
  • 地域アーティスト
  • 立川周辺マップ
MAPMAP

グラフィックアート(ヘラルボニー)

主に知的障害のある作家とアートライセンス契約を結び、福祉を起点に新たな文化の創出を目指す福祉実験ユニットヘラルボニー。
グランデュオ立川はヘラルボニーの思想に共鳴し、8Fエスカレーターホール内の常設装飾としてヘラルボニーの契約作家3名/合計4作品のアート作品を起用し、空間を彩りました。

立川の街並み壁面アート

エスカレーターで8Fに上がってすぐに目に飛び込むのはグランデュオ立川を中心に立川の街並みを描いた壁面アート。立川の街の魅力を発信していきます。

壁面装飾(東京チェンソーズ)

東京都檜原村で森づくりに取り組む東京チェンソーズ。森から出た間伐材を使用し、空間デザインや、建築設計の専門家と組んで壁面の装飾に活用しました。1本の木を余すことなく“まるごと”使い、木の生きてきた時間に思いを馳せ、木や森が持つ価値を高めています。

展示作品紹介

花火

花火

Fumie Shimaoka

Fumie Shimaoka

  • 個人
  • 大阪府

幼い頃から、机に向い集中して手指を動かす作業が好きで、モンテッソーリ教室に楽しく通っていた。折り紙が得意なところを見込まれて、ホテルでナプキン等のリネンを畳む仕事に就き、余暇として習字やリリアン、編み物をしながら過ごしていた。
そんな中、ある日突然、ダウン症の方に多い円錐角膜による症状のひとつである急性水腫を発症し、一時は失明も危惧されたが奇跡的に回復し、コンタクトレンズ治療によって視力を矯正できた後から、自ら手持ちの水性ペンで大胆に細やかな線画を描き始めた。
彼女の作品の特徴は、独特の色彩感覚でコツコツとちいさなマルやセルを繋げ、好きなモノや想いを描く。当初は、モノクロの作品を描いていたが、次第にたくさんの色を持ち、形を変え、欠片は増殖していき徐々に現在の作風が確立されていった。
高校卒業時の色紙に彼女が記した座右の銘は、「人生予期しないことが起こるからおもしろい」。現在は、作業所に通いながら、家族と夕食を囲んだ後のテーブルで、のんびりと創作活動を楽しむ毎日を過ごす。

ひなまつり

ひなまつり

Sachiko Miyazawa

宮澤 祥子 Sachiko Miyazawa

  • のぞみの家
  • 東京都

『指絵の具』を両手にたくさんつけてキャンパスを抱えるように描いています。突然の音や賑やかな雰囲気が大好きです。全体にとても動きがあり、優しさのあるタッチの中には、感情が入り交じった色彩にとても迫力を感じます。時間をかけて幾重にも色を重ねて描くため、絶妙に色が混ざり、豊かな色彩に仕上がります。

夜空・道

夜空

Kaoru Iga

伊賀 敢男留 Kaoru Iga

  • 個人
  • 東京都

1988年、東京生まれ。
2015年にアールブリュット立川に出展したことをきっかけに、以後毎年作品を発表している。自閉症のため会話は苦手、それでも人が好きで初めての人に会うことにも躊躇はない。
また音楽も大好きで、20年間チェロを習っている。

コラボレーション
企業の紹介

ヘラルボニー

「異彩を、 放て。」をミッションに、 福祉を起点に新たな文化の創出を目指すスタートアップベンチャー。国内外の主に知的障害のある作家とアートライセンス契約を結び、2,000点を超えるアートデータを軸に作品をプロダクト化するアートライフブランド「HERALBONY」、建設現場等の仮囲いに作品を転用する「全日本仮囲いアートミュージアム/アップサイクルミュージアム」など、福祉領域の拡張を見据えた多様な事業を展開。2022年に「日本スタートアップ大賞 審査委員会特別賞」 受賞。

東京チェンソーズ

東京チェンソーズは2006年創業の林業会社です(2011年法人化)。
拠点となるのは東京都で島嶼部を除き唯一の村である檜原村。面積の93%が森林である檜原村で、約30名のスタッフが「森づくり」から「モノづくり」、「コトづくり」を一貫して行なっています。林業という仕事の枠組みを広く捉え、自由に発想することで森の価値を最大化し、森と街が共生する社会の実現を目指しています。